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鹿児島の
空き家の解体補助

親の家や、長く住んでいない家を壊すときの補助です。県内43市町村の公式ページを2026年10月5日に開いて確かめました。補助のページがあるのは38市町村。多いのは1/3・上限30万円で、熊毛・奄美の島には1/2・上限50万円の町村が多くあります。多くは「危険な空き家」に限られ、先に市町村の調査を受けます。

集落の古い空き家の前で、職人が書類を見せて夫とおばあちゃんに説明する

43市町村の早見表

「150万円なら」は、解体の工事費が150万円のときに戻る額の目安です(割合と上限の小さいほう)。「対象」は、どんな家が補助を受けられるかの要点です。市町村名を押すと公式ページが開きます。灰色の行は、今年度の受付が終わったか、補助が見つからない所です。

市町村150万円なら割合・上限対象受付(10月5日)
鹿児島地域
鹿児島市約30万円1/3
上限30万円
危険な空き家12/9まで(予算まで)
日置市約30万円30%
上限30万円
危険な空き家(特定空家など)予算がなくなるまで
いちき串木野市約15万円1/3
上限15万円(危険廃屋は30万円)
1年以上の空き家記載なし
三島村公式サイトで見つからない
十島村公式サイトで見つからない
南薩
指宿市約30万円1/3
上限30万円(住宅)
危険な空き家(市の判定)予算の範囲内
枕崎市約30万円30%
上限30万円
市の指導を受けた危険空き家記載なし
南さつま市約30万円1/3
上限30万円
使っていない傷んだ家(廃屋)毎年4月〜11月
南九州市約30万円1/3
上限30万円
1年以上の空き家予算がなくなるまで
北薩
薩摩川内市約35万円1/3
上限35万円(甑島の景観は1/2・50万円)
危険な空き家(廃屋)受付終了
阿久根市約60万円2/3
上限60万円(管理不全は1/3・30万円)
危険な空き家(市の判定)予算の範囲内
出水市約15万円15%
上限15万円(特定空家は1/3・30万円)
個人の住宅(空き家でなくても)受付中(旧耐震の枠は終了)
さつま町約30万円1/3
上限30万円(危険度が高いと50万円)
危険な空き家(町の判定)予算がなくなるまで
長島町約120万円8/10
上限は面積で決まる(木造1㎡2万6千円)
危険な空き家(町の判定)事前調査は7/3で終了
姶良・伊佐
霧島市約30万円1/3
上限30万円(住宅)
危険な空き家後期分は9/15で終了
姶良市約30万円1/3
上限30万円
危険な空き家(市の判定)先着(件数に上限)
伊佐市約20万円20%
上限20万円
危険な空き家(廃屋)予算の範囲内
湧水町30坪で30万円1坪1万円
上限50万円
空き家バンクの物件(解体後1年以内に新築)記載なし
大隅
鹿屋市約30万円1/3
上限30万円
市の指導を受けた危険空き家(跡地の活用が条件)11/30まで(予定)
垂水市約30万円30%
上限30万円(あとに新築なら50%・50万円)
1年以上の空き家12/28まで(先着)
曽於市約35万円30%
上限は工事費で30〜40万円
使っていない家・倉庫予算がなくなるまで
志布志市約30万円1/3
上限30万円(あとに新築なら1/2・50万円)
危険な空き家予算がなくなるまで
大崎町約50万円1/2
上限50万円(下水道の区域外は25万円)
昭和56年5月以前の空き家記載なし
東串良町約30万円1/3
上限30万円
危険な空き家(町の判定)予算がなくなるまで
錦江町約30万円30%
上限30万円
1年以上の空き家予算がなくなるまで
南大隅町約30万円30%
上限30万円(人の手の作業は+10万円)
1年以上の空き家予算がなくなるまで
肝付町約30万円1/3
上限30万円
危険な空き家予算の範囲内
熊毛
西之表市約30万円30%
上限30万円
危険な空き家12/28まで
中種子町約50万円1/2
上限50万円
危険な空き家記載なし
南種子町約50万円1/2
上限50万円
危険な空き家記載なし
屋久島町約40万円40%
上限40万円
危険な空き家記載なし
奄美
奄美市約30万円1/3
上限30万円
危険な空き家(市の判定)事前調査は5/29で締め切り
大和村約50万円1/2
上限50万円
危険な廃屋記載なし
宇検村約50万円1/2
上限50万円
廃屋毎年5〜6月ごろ募集
瀬戸内町約50万円1/2
上限50万円(古仁屋の市街地は100万円)
危険な空き家(町の判定)記載なし
龍郷町約50万円1/2
上限50万円
危険な空き家(町の判定)審査で決める・予算まで
喜界町約30万円1/2
上限30万円
危険な空き家(町の判定)予算の範囲内
徳之島町公式サイトで見つからない
天城町約50万円4/10
上限50万円
木造の危険な空き家1/8まで(工事は1/29までに完了)
伊仙町公式サイトで見つからない
和泊町公式サイトで見つからない
知名町約50万円4/10
上限50万円
危険な空き家予算がなくなるまで
与論町約60万円2/3
上限60万円
廃屋募集ページなし(町の計画に記載)

申し込む前に
知っておくこと

危険な空き家に限る所が多い
多くの市町村は、倒れるおそれがあるなど傷みの進んだ空き家だけが対象です。職員が家を見に来て点数をつけ、基準を超えると対象になります。まだしっかりした家は、対象にならないことがあります。
空き家なら対象の所
いちき串木野市・南九州市・垂水市・錦江町・南大隅町は、1年以上使っていない空き家なら対象です。出水市は、空き家でなくても個人の住宅の解体に補助があります(15%・上限15万円)。
契約は交付決定のあと
交付の決定が届く前に契約・着工すると、補助は出ません。どの市町村も同じです。
頼む業者
多くの市町村が、市町村内の解体業者に頼むことを条件にしています。工事費が20万〜30万円以上であることが条件の所もあります。
更地にする
建物を全部こわして更地にするのが条件の所が多く、一部だけの解体は対象外です。家財道具や車の片づけは、対象にならない所があります。

進め方

1 相談する
市町村の窓口(建設課・都市計画課など)に、解体を考えていると相談します。
2 家を見てもらう
危険な空き家に限る市町村では、職員が家を見に来て判定します。長島町・奄美市のように、この事前調査の申し込みに期間がある所もあります。
3 見積りをとって申請
市町村内の業者から見積りをとり、補助を申請します。
4 交付決定のあとに解体
決定が届いてから契約し、解体します。多くはその年度のうちに工事を終えます。
5 完了の報告
更地になった写真などを添えて報告し、補助金が振り込まれます。

補助が
大きい市町村

1/2・上限50万円
大崎町・中種子町・南種子町・大和村・宇検村・瀬戸内町・龍郷町。熊毛・奄美の町村に多い形です。大崎町は下水道の区域の外だと上限25万円です。
もっと大きい所
阿久根市は危険な空き家に2/3・上限60万円。長島町は工事費の8/10で、上限は家の面積で決まります(今年度の事前調査は7月3日で終了)。屋久島町は40%・上限40万円です。
あとに家を建てると上乗せ
垂水市(50%・上限50万円)と志布志市(1/2・上限50万円)は、解体のあとに新築すると補助が大きくなります。南大隅町は、空き家をこわして新築する人に、住宅取得の補助へ100万円を加えます。
今年度は終わった所
薩摩川内市は受付終了、霧島市は後期分を9月15日で終了。長島町・奄美市は事前調査の申し込みが締め切られています。来年度の募集を待つことになります。

古い家なら
耐震の補助も

壊すか、直すか
昭和56年5月以前に建てた家に住み続けるなら、こわさずに耐震の補助で直す方法もあります。改修の補助は、市町村によって上限30万〜200万円です。
旧耐震の家の解体
大崎町は昭和56年5月以前に建てた空き家が対象です。出水市は、旧耐震の住宅の解体に23%・上限25万円の枠がありました(今年度は終了)。

補助が
見つからない
市町村

見つからない
三島村・十島村・徳之島町・伊仙町・和泊町。公式サイトに解体の補助のページが見つかりませんでした(「ない」とは書かれていません)。和泊町は「危険廃屋解体撤去事業」のページがありますが、本文が空です。役場の窓口で確かめてください。
計画だけの所
与論町は、町の住生活基本計画(令和4年6月)に「2/3・限度60万円」と書かれていますが、今年度の募集ページは見つかりません。

出典:各市町村の公式ページと要綱(早見表の市町村名から開けます)。いちき串木野市・南九州市は公式ページの更新日が古く、今年度も同じかは公式に書かれていません。宇検村のページは「令和5年度の募集は締め切りました。毎年5〜6月ごろ募集」のままです。

このページは、公式ページを開いて確かめ、2026年10月5日の内容で書いています。受付の状況や予算の残りは日々かわるので、申し込む前に公式ページか担当の窓口で確かめてください。制度がかわっていたらお知らせください。

よくある
ご質問

どんな空き家でも補助が出ますか?

多くの市町村は「危険な空き家」に限っています。市町村の職員が先に家を見に来て、傷み具合を点数にし、基準(多くは100点以上)を超えた家が対象です。いちき串木野市・南九州市・垂水市・錦江町・南大隅町などは、1年以上使っていない空き家なら対象です。

いくら戻りますか?

多いのは工事費の1/3(または30%)・上限30万円です。熊毛・奄美の島には1/2・上限50万円の町村が多く、阿久根市は危険な空き家に2/3・上限60万円です。

先に解体の契約をしてもいいですか?

いけません。どの市町村も、交付決定のあとに契約・着工するのが条件です。奄美市は「決定前に契約もしない」と書いています。

どの業者に頼んでもいいですか?

多くの市町村が市町村内の解体業者に頼むことを条件にしています。家財道具・車・立木の片づけは補助の対象外の所があります(阿久根市など)。

解体したあと、税金は変わりますか?

家がなくなると、土地の固定資産税が上がる場合があります。奄美市は公式ページで注意を呼びかけています。解体の前に、市町村の税務の窓口で確かめてください。